ミドリのそよ風
立秋が過ぎた頃から
風の薫りが変わってきた
庭一面の緑に ツユクサの青が美しい
昨晩の強風で ヒマラヤ杉が大きな音をたてていた
今朝 球果は葉の中に隠れて見えなかったのに
午後 陽が射し始めたら いっせいに顔を出した
枝の上に 直立不動で
白っぽい卵型の球果を初めて目にした時は
それが松ぼっくりとは分からず...
遠くから見ても ダチョウの卵くらいはありそう
「ヒマラヤ杉」という名であっても マツ科らしい
ここに住もうと決めたのは この大きなヒマラヤ杉の存在が大きかった
小さな森の Mother Tree だと直感した
元々ここに住んでいた開拓の方が植えたらしい
樹齢は70年以上という
長く伸びた枝葉は 風にゆらゆら揺れると
まるで 手招きしているようでもあり
ダンスをしているよう
一緒に踊ろうよ
ミドリのそよ風に乗って踊ろうよ